胆道がんの治療と予防

更新日2022.11.29

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▼ 胆道(たんどう)がんの特徴と症状

胆道に発生する腫瘍のこと

胆道(たんどう)がんの特徴と症状

胆道は、胆管、胆のう、十二指腸乳頭部の総称です。

胆道は、脂肪の消化を助ける消化液胆汁を蓄えたり、十二指腸へ流したりする役割があります。

胆道がんは、大きく分けると胆のうがん胆管がんに分けられます。

また、胆管がんを詳しく分けると、肝臓のなかに分布する「肝内胆管がん」や、肝臓外にある「肝門部胆管がん」「上部胆管がん」「中部胆管がん」「下部胆管がん」「十二指腸乳頭部がん」のように、発生部位によってそれぞれ分けられます。

胆道がんは、肺がんや胃がんに比べると、あまり知られていないものの、日本人の部位別がん死亡数では、8番目に位置しています。

※国立がん研究センター最新がん統計より
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html

胆道がんの発症は、高齢男性に多いと言われております。

また、高齢以外の要因では、脂肪摂取量や肥満、糖尿病など、生活環境にも影響しているとも言われております。

主な症状は、皮膚がだんだん黄色くなり、痒みが出て、尿が濃くなるといった胆道閉塞による症状が中心です。

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▼ 胆道がんの治療と予防

胆道がんの治療と予防

胆道がんの治療は、手術による外科治療が一般的です。

特に胆管がんの手術の場合は、手術規模がかなり大きくなり、手術箇所が生命に直結するような重要な臓器の近くにあるため、難易度の高い手術となります。

胆のうがんの手術の場合は、がんが胆のう壁のどこまで進行しているかにより、手術方法が異なります。
切除ができない場合には、抗がん剤による化学療法や放射線での治療となります。

胆道がんを予防するには、コレステロールを控えることが良いとされております。

胆道がんを発症する人の多くは、コレステロールを多く含む「コレステロール結石」を持っている例が多く、さらに高齢になるほど顕著になることがわかってきております。

コレステロールは、卵類、内臓類などに多く含まれます。

食品から摂るコレステロール量は、1日200mg以下を目標にすると良いでしょう。

また、食物繊維はコレステロールの吸収を抑える働きがあると言われておりますので、大豆製品や海藻、きのこ類を積極的に摂り入れてみてはいかがでしょうか。