▼ 寝起き運動のリスク
人間の「からだ」は、睡眠から目覚めた直後は血管が収縮しており血流が少ない状態です。
この状態で突然運動を始めた場合は収縮した血管に大量の血が流れ込むため、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こしてしまう可能性があります。
また血流が少ない状態(睡眠中)は体温が下がっているため、筋肉は固くなっている状態です。そこへ無理な運動をしてしまうと筋肉を傷める原因になります。
血管の収縮はおよそ30分程度で正常な状態に戻ると言われております。
この時間は体を動かすとしても、筋肉をほぐすような軽いストレッチをしておきましょう。
▼ 運動に適した時間は?
朝活のように早朝仕事や学校の前に運動をする人が増えておりますが、起きてからすぐの激しい運動や長時間の運動は避けた方が良いでしょう。
また夜中の運動は交感神経を活発化させてしまい眠れなくなる場合があります。
運動をするのに最も適した時間は、エネルギーの代謝やホルモン分泌などが活発になるお昼時や夕方が理想です。
生活スタイルが個々で異なりますが、朝の時間に運動をする人は激しい運動ではなく、軽く汗を流す程度にして昼休みや夕方の時間に十分な運動をする方が効果的です。
▼ 生活スタイルに合わせた運動を心がけよう
早起きの運動は体に良いとされておりますが、目覚めてから30分程度空けたり運動量をコントロールしたりする必要があります。
また、起きる前の十分な睡眠ができていない場合は運動中の事故にもつながります。
運動をすること自体は体に良いことですので、自分の生活スタイルに合わせた中で無理のない運動を心がけましょう。