耳鼻咽喉科とは
診療範囲としては、耳、鼻・副鼻腔、口腔、咽頭、喉頭、気管、食道、唾液腺・甲状腺など頭頸部領域の病気をはじめとしてアレルギー、めまい、顔面麻痺、いびき、声とことばや飲み込みの異常などです。
五感のうち嗅、聴、味の3覚に直接関係するとともに、言語や視覚、平衡機能にも関係が深い。顔の容姿にも関係があり、形成外科や口腔外科などとも連携することがあります。
耳鼻咽喉科は、関連するそれぞれの頭文字で構成されています。
- 耳科学…聴力や平衡機能など耳に関する病気や症状を扱います
- 鼻科学…アレルギー性鼻炎や鼻出血(鼻血)など鼻に関する病気や症状を扱います
- 咽頭科学…咽頭付近に発症する扁桃炎や咽頭炎などの病気や症状を扱います
- 喉頭科学…喉頭付近に発症する喉頭癌や声帯ポリープなどの病気や症状を扱います
※咽頭…鼻腔、口腔、食道と喉頭に挟まれた部分
※喉頭…咽頭と気管に挟まれた部分
▼耳鼻咽喉科へ相談する主な症状
耳 | 聞こえが悪い(耳鳴りが止まないなど) 耳が痛い(耳内の出血など) 耳垂れする 耳が痒い 左右の聞こえ方が違う 耳づまり(耳閉感) など |
鼻、顔 | 鼻水が止まらない 鼻づまり(鼻閉) 鼻出血(前触れなしに鼻血が出る) 臭いの感覚が鈍い 顔が引きつる(神経性の麻痺など) 顔に痛みがある(腫れや充血など) など |
口、喉 | 口内に痛みがある(口内炎や膿など) 食べ物が喉を通らない 味覚の感覚が鈍い 喉が痛い 声のかすれが治らない 平常時でも息苦しい など |
耳鼻咽喉科は診療範囲が広く、あらゆる診療科に関わりがあります。耳、鼻、喉に何らかの支障が出た場合には、速やかに専門医へ相談しましょう。