▼ 突き指を医学用語的に言うと?
球技をしているときに起こりやすい突き指ですが、痛みの箇所や痛みの具合により治療方法が異なります。突き指で骨折していることも考えられるため、慎重に判断する必要があります。
指の第1関節はDIP関節と呼ばれており、第2関節はPIP関節と呼ばれております。一般的に突き指は第2関節を痛めることが多く、関節にある骨同士を覆うように側副靭帯を有し、この箇所を痛めることがほとんどです。そのため突き指を医学用語的に言うと、手指関節側副靭帯損傷またはPIP関節側副靭帯損傷となります。
▼ 突き指の応急処置は冷やす?温める?
突き指の応急処置は、患部を動かさず安静にしておくことが大切です。無理に引っ張ったり動かしたりすることは、治りが遅くなるだけでなく指が変形してしまう恐れもあるため、やってはいけない行為になります。
突き指は冷やすことを推奨しておりますが、冷やし過ぎには注意が必要です。患部の症状に合わせて徐々に温めるようにしましょう。患部の血流を良くすることで、組織回復を高めていく効果が見込まれております。
指の腱が切れている場合は、6~8週間は安静にする必要がありますが、軽度の突き指であれば、概ね1~2週間程で回復すると言われております。何週間も痛みが残るようであれば、整形外科に相談するようにしましょう。