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外科の種類一覧と外科・整形外科・形成外科・美容外科との区別

更新日2024.04.18

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▼ 外科とは?

体のさまざまな病気や障害を治療するために手術を行う医学の分野のこと

外科にはさまざまな専門領域が存在します。整形外科は骨や関節・筋肉・靭帯などの運動器系の障害を扱い、形成外科は先天性の異常、外傷後の再建など、体の形状を修復・再建することに焦点を当てております。一方、美容外科は主に審美的な改善を目的として手術を行います。

ここでは、外科それぞれの分野の特徴や違いを説明しています。

【外科の種類一覧】

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▼ 外科と整形外科の違いについて
外科 一般的に手術をするとき
実際には脳神経外科、心臓血管外科、消化器外科、乳腺外科などに別れていますが、もとをたどれば整形外科も外科という意味では同じ分野と言えます。
ちょっとした傷なら一般外科でも整形でも問題はありませんが、骨折、捻挫などは整形外科が良いでしょう。
整形外科 捻挫・打撲・骨折・腰痛・関節痛
▼ 整形外科と形成外科の違いについて

形成外科と言う分野が確立される前、整形外科で生まれつきの多指症やアザなど、見た目の良くない状態の患者を診ることが多くあったため、整形外科から分離して「形成外科学」ができました。
つまり形成外科とは、主にもっと表面の皮膚に近い部分の異常を治療する科です。

形成外科
先天異常 生まれつきの体表の形の異常です。
唇裂・口蓋裂(みつくち)、耳の変形、頭や顔の骨の変形などが対象。
外傷 特に顔面、手指の外傷、植皮手術を必要とするような深い熱傷が中心。
鼻、頬、顎などの顔面骨骨折も形成外科です。
腫瘍 主に皮膚、皮下の腫瘍を扱います。良性、悪性がありますが、良性の手術が多いのが一般的です。先天異常の、母斑などのあざも良性腫瘍の一種です。
美容 いわゆる美容整形という言葉に代表される美容を主たる目的とする手術です。
手足の指の先天性奇形、指の切断などの外傷など、整形外科と形成外科で扱う疾患が重複します。

また、これらのいくつかの科が協力して治療を行うこともあります。
例えば、乳がんの手術は胸部外科が担当し、手術後の乳房再建手術は形成外科が担当したり、あるいは、やけどの治療は皮膚科が担当し、やけどの瘢痕の治療は形成外科が担当したりします。

▼ 形成外科と美容外科の違いについて

美容外科は、形成外科の一分野に含まれます。
従って形成外科を標榜している病院であれば、美容外科の治療がある程度は可能です。ただし美容外科の治療は目的が病気でないため保険診療が出来ません。

形成外科 病気(疾患)のある人を対象:保険診療適応
美容外科 正常の人(機能障害のない人)を対象:保険診療不適応
いわゆる美容整形という言葉に代表される美容を主たる目的とする手術です。

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