血液透析(けつえきとうせき)|用語集

医療に関する業界の専門用語等、意味をわかりやすいように解説した用語集・辞典です。外科・整形外科等の病院に関する用語について紹介しています。ご自由にお役立て下さい。

血液透析(けつえきとうせき)

血液透析器(ダイアライザー)を通して血液を体内から取り出し、人工腎臓(血液透析器=ダイアライザ)を通して老廃物や過剰な水分を取り除き、浄化された血液を体内に戻す方法のことです。

血液を体外に取り出すために、腕の静脈と動脈をつなぎ合わせる手術が必要です。

人工透析・血液透析療法(HD)

腕の血管(バスキュラーアクセス/シャント)に針を刺し血液ポンプを使って血液を体の外に取り出します。その血液をダイアライザ(透析器)に循環させて尿毒素を排除した後、体に戻します。

人工透析・血液透析療法(HD)

ダイアライザとは細い管状の透析膜(直径約0.2mm)を無数に束ねたもので管の中を血液が流れ、その周囲には透析液が流れています。
透析膜の小さな穴を通して老廃物や水分、 塩分などが透析液の側に移動します。
こうして不要なものを除去し浄化された血液は体に戻ります。

血液透析(HD)の注意点

  • 低血圧:水分や老廃物が急激に除去されると、血圧が低下し、めまい、発汗、吐き気などを起こすことがあります。
  • 悪心:治療中および治療後の血圧の変化などによって、悪心を生じることがあります。
  • 痙攣(けいれん):透析中、急激な水分除去によって、筋肉の痙攣が起こることがあります。
  • 頭痛:透析の終わり近くに頭痛がすることがあります。これは血液中の水分や老廃物の変化によるものです。
  • 疲労感:疲労感血液透析(HD)後に疲労感を感じることは珍しくありません。たいてい翌日までには回復します。

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