血液透析濾過療法(けつえきとうせきろかりょうほう)|用語集

医療に関する業界の専門用語等、意味をわかりやすいように解説した用語集・辞典です。外科・整形外科等の病院に関する用語について紹介しています。ご自由にお役立て下さい。

血液透析濾過療法(けつえきとうせきろかりょうほう)

通常透析と血液濾過を合わせた治療法で、腎臓の役目をする透析膜も高性能膜を使用することが可能であり、より多くの老廃物の除去が可能な治療法のことです。

血液透析濾過療法は、HDF(Hemodiafiltration)と略します。
このHDFはオフライン方式とオンライン方式に分かれ、それぞれオフラインHDF、オンラインHDFと呼ばれています。
その違いは、主に老廃物をろ過するための補充液の量に違いがあります。

HDFの利点

  • 食欲の増進: 体の内部環境の改善により、食欲が出てきます。
  • 日常生活での血圧の安定: 降圧剤を減量できる方もいます。
  • 治療中の血圧の安定: 補充液を6L/時間~12L/時間補充しながらの治療の為、血圧の低下が起き難くなります。
  • 貧血の改善: 増血剤を減量できる方もいます。
  • 通常透析では取りきれない老廃物の除去: β2マイクログロブリン等の透析アミロイドーシスの原因になる物質の除去やその他の小分子蛋白の除去により合併症の予防になります。
  • 心臓への負担の軽減: 補充液を注入しながらの治療により、循環血液量の減少予防になり血圧の低い方に有効といわれています。
  • 排尿機能の延長
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